新郎新婦様、
ゲストの方に一生の宝物として
ずっと残る一瞬をカタチに残すために

ーカメラマンのどんな仕事をしていますか？

ブライダルカメラマンとは、結婚式の写真撮影を行なっています。結婚式や披露宴において、新郎新婦やゲストの様子を撮影し、それをデータやアルバムにして、新郎新婦へお渡ししています。また、結婚式の前撮りや後撮りを担当することもあります。結婚式は、一度きりのシーンの連続で、また、結婚式の進行もあるためカメラのスキルだけでなく、多くのことが必要になってきます。なので、結婚式当日だけでなく、それまでに、打合せや準備なども担当の仕事になっています。

ー写真への想いを聞かせてください

結婚式は、新郎新婦にとって特別な日。その時は気付かなかった一瞬の出来事を記憶だけでなく、カタチとして残すために、日々試行錯誤しています。後日アルバムを見返した時に、「こういうこともあったな」「この時こういう表情してたんだ」と気づきのあるものにしたいと思っています。自分だったら、この人だったら、こういう瞬間が残ってたら嬉しいかな、1組でも多くの新郎新婦様、ゲストの方に一生の宝物としてずっと残るといいなと思っています。

ー働く中で大切にしている事や想い やりがいを教えてください

お客様はもちろん、スタッフ1人1人との繋がりを大切にしています。お客様に喜んで頂くこと、感動して頂くことが、目的ですが、それは私だけの力ではなく、チームとして、会社として、お客様と接することが大事だと感じています。

ー今の仕事の好きなところは何ですか？

新郎新婦様と、どういう写真が好きなのか、お客様がどういう拘りをお持ちなのかを実際にお話しして、それをおふたりにとって一生に一度の思い出として形に残すことができるところがやはり、カメラマン冥利につきると思っています。実際にお写真を見て頂いた際に「カメラの担当が星山さんでよかった」と言って頂けた時は本当に嬉しかったです。

ー休日は、どんなことして過ごしていますか？

家で本や漫画を読んだり、近所のカフェに行くことが多いですが、最近ではハマっているのは、現代アートの展示会にいくことです。仕事にもつながるかもしれませんが、作品をみながら、作家さんの想いやどいう意図かを考えることが楽しくて美術館を調べて見に行ったりします。

ー学生のうちに経験しておいた方がいいことありますか？

アルバイトやボランティアなど少しでも興味があるものに挑戦してみたり、語学や資格の勉強をしておくといつどんな時でも役に立つと思います。私は何かインターンに行ってみようと思ってたまたま参加したものがブライダルの会社で、この業界を目指すきっかけになりました。

ー最後に就活生へメッセージをお願いします

私自身ブライダル業界を志望していましたが、正直カメラマンになるなんて学生時代は想像すらしていませんでした。自分は何をしている時が嬉しい、楽しいと感じるのか、やりたいことって何なんだろうと考えた時に出たのが、「接客をすることが好き」「自分が撮った写真を見て喜んでくれていることが嬉しいな」でした。たまたま友人が「写真が好きでブライダルを目指しているならブライダルカメラマンはどう？」と何気なく言った一言が今のカメラマンの仕事を目指すきっかけになりました。正直楽しいことばかりではありませんが、その分自分が撮影した写真を見て喜んでくださる新郎新婦様を見て凄く幸せですし、この仕事を選んで大正解だったなと今でも思います。「どんな自分になりたいか」をとことん考えてみてください。ちょっとしたことでもこれからの自分像の大事なヒントになると思います。そして「今」という限られた時間を大切に楽しんでください。