CORE VALUE REPORTコアバリューレポート

2022年9月20日

テーマウェディング『Color + EAT』

  • 創造性
  • 喜悦性
  • 革新性

昨日担当をさせていただきましたご婚礼について、シェアさせていただきます!

自分がおふたりに贈ったテーマは『Color』です。
このテーマをお贈りした背景としては、おふたりの中に
*新しい記念日を作ること
*自分たち<ゲストが楽しめる空間であること
*2つの家族が1つになること
を大切にしたい!という想いがあったからです。

一番最初の打合せで、「なんで結婚式をするのか?」「どんな1日にしたいのか?」を自分の中で理解できるまでヒアリングをし、浮かんだフレーズが『Color(色)』でした。

そして
*明・楽:披露宴会場の花の持つ「色」、明るい「音色」、ゲストの個性が輝く「十人十色」な場
*記念日:人生の中に新しい記念日という「彩り」を加える
*新しい色:2つの家族が1つになる=お互いの家族が持つ「色」が1つに合わさり「新しい色」を誕生させる
というコンセプトを提案し、とにかく「色」に拘って打ち合わせを進めていきました。
そこに、食べることが大好きなおふたりが企画した裏テーマ「食」を加えて、『Color+EAT』というテーマが完成しました。

設定したテーマから、導き出した「色」たちがこちらです。
■白のアイルランナー
イリスのバージンロードは赤色なのですが
新婦様がどーしても赤がイメージではなく…ということでアイルランナーを敷くことになりました。
最初は「赤のバージンロードを隠すための敷物」というちょっとネガティブな意味合いだったのが、せっかく敷くのだったらと「2人がいろんな人と彩ってきたこれまでの人生」と「これから歩むまだ何色にも染まっていない未来の道」という意味付けを提案し、「白のアイルランナー」をご準備いただきました。

■ゲストテーブル
ゲストテーブルはゲスト(個性)が集う場所=色で溢れる場ということで、テーブル名を「色」の名前で表現。
そして装花もテーブル名と同じ色の花材を使用し、パレットのような色で溢れた素敵な空間になりました。

■メインテーブル
おふたりは「主役感」よりも「自分たち<ゲストが楽しめる空間」を大切にされていたので、ゲストテーブルと同じ花材をメインテーブルに集合させることを提案し、おふたりの近くに皆がいるような場所をイメージしました。

■ペーパーアイテム
メニューやプロフィールが載った冊子と席札もテーブルごとに色分けしました。

■メニュー
「色とりどりの海の幸のタルト」や「彩り野菜のブイヨンスープ」、たくさんの具材で作られる「カルタファタ」など、「色」の要素が含まれた『メモワールコース』を準備しました。

■コース料理完食計画
食べることが大好きで、栄養士でもある新婦様がやりたいと企画された「新郎新婦コース料理完食計画」。
「結婚式で新郎新婦は料理を完食できないという常識を覆す」という内容です!
ただおふたりが料理を黙々と完食を目指すものではなく、ゲストにも料理を食べさせてもらいながら完食を目指すというおふたりらしい内容でした。
料理提供のタイミングなど、サービス、キッチンの皆の大きな協力があってこその計画でした。
そして、各卓写真でテーブルをラウンドする際や、ゲストがメインテーブルに来た際に料理を食べさせてもらい、口いっぱいにお料理を頬張りながらお召し上がりいただきました。
そして結びのウェディングケーキは両家のお母様に食べさせていただき…全8品を完食し計画を成し遂げることができました!!

ここまでテーマをブラさずに創り上げたご婚礼は自分史上初めてでした。
大変だと思う瞬間もありましたが、同時にどんな色で溢れる1日になるのかとてもワクワクしました!
そして昨日、ゲストと過ごされる様子をおふたりのお側で拝見し、おふたりとゲストの沢山のストーリーや色が垣間見えて
テーマの1つである『Color』を形にすることができたと感じることができました。

また挙式後のフラワーシャワーも、通常単色であることが多いのですが、フローリストがテーマに合わせてピンクとイエローのカラフルなものをご用意してくれたり、キャプテンは披露宴前に「今日のおふたりやゲストは楽しいことが好きだから、サービスも楽しんでいきましょう!」とサービスメンバーにインカムを飛ばして、おふたりの想いを届けてくださり、改めて結婚式は、チーム皆が同じ温度感になって、その想いで作られた1日なのだと感じさせられました。

 

そしておふたりをお見送りしたあと、「大変だった」とか「大好きなふたりの婚礼が終わって寂しい…」などの気持ちが残ることが多いのですが、昨日は「楽しかった!」と感じている自分がいました。
イレギュラーな動きや台風や心配なこともある裏側で、純粋にふたりとつくる1日を自分自身が楽しめていたのかな?と思います!
これから繁忙期に入り、ご婚礼も沢山お任せいただいております。
めまぐるしい日々が続くと思いますが、楽しむ心を忘れずにたいせつな1日をつくっていきたいと思います!

 

とてもカラフルでお腹いっぱいな1日になりました。