カメラマンになれて良かった
- 人間性
私が辛い時にお世話になった先輩方に日頃きちんとお伝え出来ていなかった感謝の気持ちと
カメラマンになれて良かったなと思ったことををここでお伝えしたいと思います。
そもそも私がカメラマンを目指すことになったきっかけから。
学生時代私は特にやりたいことが見つからず、3回生になったらインターンって参加した方がいいのかなと思い、たまたま選んだのがブライダルのドレススタイリストでした。
そこからは、インターンで体験したスタイリストを目指していて、カメラマンになれるなんて、その時は想像すらしていませんでした。
昔から写真を撮ることは大好きで、遊びに行く時はもちろん、バドミントンサークルの合宿やイベントには必ずカメラを持って参加していました。
そして、同じくブライダル業界を目指していた友人からたまたま「ブライダルを目指してて、写真が好きならブライダルカメラマンも良くない？」と一言。
それが私にとっては大きなきっかけとなり、ご縁を頂きディライトに新卒で入社をさせて頂きました。
初めてヒルトップテラスで見学させて頂いた結婚式(もう3年前ぐらいになります)で、亡くなられた新郎様のお父様が、亡くなられる直前に新郎様と未来の新婦様宛に用意されていたお手紙のサプライズの披露があり、それが本当に感動的で凄く印象に残っています。
その時にやっぱり結婚式っていいなあ、素敵だなあ、私もこんな素敵な場面をちゃんと形にして残したいなと思いました。
初めて撮影に入った時、凄く緊張したこと、カメラの専門的な知識は全く無い状態でしたが、とても楽しかったことは今でも覚えています。
ですが、慣れない社会人生活に戸惑い、撮影以外の事務作業でも教えて頂いていることが出来るようになれず人と比べてしまい、不甲斐なさと申し訳なさで悔し涙を流すことも沢山ありました。
好きなことを仕事として選んだのに、これほど辛い思いをするのか、向いていないのではないかと何度も思いました。
そんな私に、沢山のきっかけやチャンスを与えて下さり、見捨てず育てて下さったのがIMAGOの先輩方でした。
厳しくも元気がない時は気にかけて下さり、私のストレス発散としていつも事務所でミットを持ってパンチを受けて下さる清水さん。
（ヒルトップ営業事務所の皆様うるさくして本当に申し訳ございません。)
お忙しい中にも関わらず困ったことがあったらすぐに手を差し伸べるだけでなく、きちんとできるようになるために考える機会を与えて下さる中村さん。
奈良に異動になってから業務や写真について丁寧にご指導下さり、ネガティブな考え方をいつもポジティブに変え、沢山挑戦する機会を与えて、励まして下さる田原さん。
イマーゴ配属になった際に最初にトレーナーとなって下さり、イリス時代から写真やお客様との接し方など今でも沢山の素敵な考え方、影響を与えて下さる前園さん。
たまに雑な扱いをしてしまう時もありますが、いつも周りを巻き込んで楽しませようとして下さり、考えすぎてしまう私を明るく支えて下さっている西川さん。
何度も生意気な態度をとってきたにも関わらず今も変わらず優しくご指導下さり、面倒臭いと言いながらも落ち込んでいる私を居酒屋に連れて行って下さる三盛さん。
今は退職してしまいましたが、私に沢山の刺激を与えてくれて頑張ろうと思わせてくれた同期の古賀さん。
今でも写真や営業の技術は皆さんの足元にも遠く及ばないです。
それでもネガチェックでページアップして頂けるような提案ができて、そのために喜んでもらえる写真が撮れるようになったこと、しんどいだけでなく楽しいと思えるようになったこと、以前の自分より少しだけ図太くいられるようになったこと、思ったことを伝えれるようになったこと、打合せを任せて頂けるようになったこと、イマーゴで1、2を争う変人と言われるまで素が出せるようになったこと、今の自分があるのは先輩や同期のおかげです。
コアバリュー全てが当てはまる、本当に素敵なチームに恵まれたなと感じています。
失敗したらどうしよう、パニックになって撮影に入れなくなってしまった時のこと、正直今でも撮影前にふと頭をよぎる時があります。
すぐネガティブになって泣いてしまうこともあります。
自分のことでいっぱいいっぱいになり周りに目を向けれていない時がありご迷惑をお掛けすることもあります。
ただそれでも、一生に一回の結婚式の写真を任せて頂けること、新郎新婦様が「ほっしゃん」とあだ名で呼んで下さったり、実際に星山さんに担当してもらって良かったと、私の写真を見て結婚式をして良かったと直接伝えて下さる新郎新婦様を目にした時本当にこのブライダルカメラマンという仕事は素敵で、続けることができて良かったなと思います。
今では私も4年目となり後輩も沢山できました。
良い褒め方、注意の仕方も分からず伝え方を間違ってしまうこともありますが、
私がして頂いたように困っている後輩がいたら手を差し伸べることができる存在になれたらと思います。
IMAGO
星山友梨奈