お客様とのつながり
- 人間性
アンドホテルがオープンして以来
8回ご宿泊くださっている
超リピーターのお客様がいらっしゃいます。
お友達といらしたりお嬢様といらしたり、
アンドでの時間を楽しんでいただいています。
毎回予約サイトからご予約くださるので、通知が流れてくると、
「あ!またお越しくださるよ」とフロントではとすぐ話題になります。
今回は、このお客様のご来館をいつもより心待ちにしておりました。
その理由は手作りのビーズのキーホルダーを
くださるお約束をしていたからです。
いつかの宿泊のときに、「スタッフのみなさんにどうぞ」と
かわいいごまアザラシやミニーちゃんのキーホルダーをくださいました。
それ以降お泊りの際は名札にみんなでつけてお出迎えしていました。
前々回のチェックアウトの時に、
『以前頂いたごまあざらしちゃんがとっても可愛いくてお気に入りで、
もし可能だったらあたしはハリネズミが大好きで、
もう1人のスタッフは犬が大好きなので作って頂くことできませんか?』と
リクエストをお願いをすると、
「わかった!やってみるわ!」と笑顔で快く答えて下さいました。
そして、今回の宿泊前確認電話の時に、
「皆にお土産を持っていくわね。」と仰って下さっていて
お会いできることはもちろんですが、みんなひそかに心待ちにしていました。
いつものようにマイクロバスでご到着され、
「いらっしゃいませよりお帰りなさいませですね」とお出迎えをし、
チェックインをすすめていました。
そして対応していたスタッフが、「お預かりしました」と
いくつもキーホルダーを持って戻ってきました。
犬好きのスタッフにはフレンチブルドッグ、
かわいいハリネズミ、シナモンロールにツムツムのプルート、
お花のキーホルダーといくつもくださいました。
私たちがお客様の記念日に、喜んでいただこうと
サプライズを考えたりすることはありますが、
お客様がお時間を割いて、私たちのことを考えて
何かをしてくだるのはなかなかないことかもしれません。
とても嬉しくて一瞬仕事を忘れて喜んでしまいました。
すぐに名札に前回いただいたものと付け替えたり、
重ねてつけたり、今回初めてもらえて喜んだりと
スタッフみんながうきうきしながら頂いたキーホルダーをつけていました。
お客様にお喜びいただけたからの喜びではなく、
お客さまに喜ばせていただいたという「喜び」は
なんというか本当に心から嬉しいなという気持ちになりました。
名札にぶら下がるキーホルダーを胸に、
その後の接客はいつもより弾んだものになっている気がしました。
言葉でだけでなく、こんな交流をさせていただけるのも
何度もお越しいただけるからこそだと思います。
個人個人の言葉でやりとりができるいい意味でのラフな会話も、
会話を重ねているからこその温度感だと思います。
「もしかして新しいものができる度に
ご予約くださっているんじゃない?」という会話も、
また必ずお越しいただけるという、
つながりを喜んでいる私たちの気持ちの表われです。
こんなお客様であふれる、ぬくもりが連鎖する
アンドホテルでありたいと感じた出来事でした。